布団を干すとPM2.5で更に汚れる!?
近年注目されているのはPM2.5です。
PM2.5は本来特定の物質を現すものではなく、目で確認できないほどの小さな粒子の単位を指します。
大きさ的には髪の毛の太さの30分の1程度であり、大変に細かいため吸い込むことで簡単に肺の奥まで入り込むことができます。
一般的にPM2.5は体に影響を与える空気中の物質という意味でとらえられており、成分として炭素成分や硝酸塩、硫酸塩やアンモニウム塩、ナトリウムやアルミニウムなどが該当しています。
このような成分は工場や自動車の排気ガス、火山の噴火や黄砂などに含まれており、吸い込んでしまうと喘息や気管支炎などが悪化したり、肺がんのリスクを高めたりしてしまいます。
そのため日本では2009年にPM2.5の環境基準を定めており、天気予報やアプリなどでどのくらいの量となるかを発表しています。
地域や季節による変動があるのですが、冬から春にかけて濃度が上昇する傾向があります。
PM2.5の濃度が一定の量を超えた場合、できるだけ吸い込まないようにすることが大切です。
外での活動を減らす、激しい運動を屋外で行わない、できるだけ窓の開閉は行わない、布団を外に干さないなどの対応が必要となります。
大変に細かい粒子のため、はらっただけでは繊維の奥まで入り込んでしまうので落とすことは難しいです。
ですが、全く布団などを外に干さない状態はダニが繁殖するきっかけを与えてしまうことになるので、布団クリーニングを活用し、しっかりと洗うことが大切になります。
布団クリーニングはまるごと水洗いをすることであり、繊維を傷めずしっかりと奥まで洗い落とすことができる特徴があります。
天日干しをしたり除菌スプレーを行ったりしただけでは完全に汚れは落とすことができず、繊維の奥に入り込んだダニやほこり、皮脂やPM2.5などの物質を取り除くこともできません。
季節によっては天日干しを行うことで逆に布団が汚れてしまうことがあるので、時期に応じて布団クリーニングを行うことが大切です。